近年、同じ内容の論文を2種類の雑誌に投稿することが問題となっている。 公益社団法人日本超音波医学会編集委員会としては、 以前に出版されたものまたは現在投稿中の類似した論文と比較して、 以下のすべてに該当する内容の論文を二重投稿とみなして採用しない。
- 対象が基本的に同じであること
- 方法が同じであること
- 結果・考察に新しいものがないこと
また、以下の点も掲載の採否の参考とする。
- 既報の論文と比較し、読者に新しい情報が与えられないこと
- 既報の論文を故意に引用していないこと
言語に関しては、超音波医学が邦文、英文と両者を掲載することを鑑み、 国内、国外に関わらず、著書・論文として出版されたものすべてがこれに該当する。 ただし、従来の日本超音波医学会研究発表会講演論文集、 抄録集は該当しないものとする。
掲載後に判明した二重投稿に対しては、 その論文の撤回の旨を超音波医学誌上に掲載することとする。
参考文献
Repetitive publication. J Clin Ultrasound. 1989;17: 551.
Pitkin RM: Repetitive publication. Obstet Gynecol 1988; 72: 263-4.