Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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cover

1975 - Vol.2

Vol.2 No.03

Original Article(原著)

(0155 - 0160)

僧帽弁腱索エコーについての実験的研究

Experimental study on the mitral chordal echo.

南 一明1, 立道 清1, 三木 成仁1, 楠原 健嗣1, 村田 雄彦1, 鯉江 久昭1, 増田 喜一2, 市村 礼子2, 高丸 元代2, 梶間 清隆3

Kazuaki MINAMI1, Kiyoshi TATEMICHI1, Shigehito MIKI1, Kenzj KUSUHARA1, Katsuhiko MURATA1, Hisaaki KOIE1, Yoshikazu MASUDA2, Reiko ICHIMURA2, Motoyo TAKAMARU2, Kiyotaka KAZIMA3

1天理病院心臓血管外科, 2天理病院臨床病理部, 3天理病院医学研究所

1Cardiovascular Surg. Tenri Hosp., 2Clinicopatho. Tenri Hosp., 3Medical instr. Tenri Hosp.

キーワード :

 僧帽弁近傍エコーは,多くが腱索に起因していると考えられている。しかし,どの部位の腱索がどのようにUCGに記録されるのか系統的に調べた研究はない。そこで,われわれは雑種成犬を用いinflow occlusionのもとに開心し,種々の部位の腱索に鉛玉(1.5 mm径)や銀クリップ(4×1.5 mm)を固定し,術前・後のUCGを記録し,異物エコーを検討した。同一腱索でも弁尖側と乳頭筋側とではエコーの出現に大きな差がみられ,また腱索が異なってももちろん差があり,その変化には一定の傾向がみられる。しかし,交連部には一定の傾向が見出し難かった。また後弁尖腱索の場合も後方に心室壁が近い関係上,もうひとつ明確につかめなかった。こうした腱索の異物エコーの出現傾向は,犬と人間の解剖学上の相関を知ることによって人間にも適用できると考えている。