英文誌(2004-)
特別プログラム・知を究める 乳腺
シンポジウム 乳腺1 Bモード,エラストグラフィ,バスキュラリティ評価を駆使した乳房超音波検査-Comprehensive Ultrasoundで病理像を想定しよう
(S389)
病理像(ルーペ)からComprehensive Ultrasoundを想像しよう
Let's imagine Comprehensive Ultrasound from the pathology (loupe)
石部 洋一
Yoichi ISHIBE
水島協同病院外科
Surgery, Mizushimakyodo hospital
キーワード :
【はじめに】画像を理解することは,乳癌診療に携わるものとして必須である.普段日常臨床ではBモード,エラストグラフィ,バスキュラリティなどのエコー像から病理像を想像している.病理から画像を想像することにより普段の逆の方向から学ぶことができ,ガイドラインや所見用語の意味を深く理解できる.
【方法】病理(ルーペ)像を観たうえでガイドラインの所見用語に合わせてBモード,エラストグラフィ,バスキュラリティの画像を想像する.
想像項目
1)正常乳腺の範囲,2)境界線の断裂の有無,3)境界の所見(不明瞭,境界明瞭粗造,平滑,ハロー),4)内部エコー,5)後方エコー,6)バスキュラリティ,7)エラストグラフィなど
【効果】普段詳細に観ることのない病理像を画像の視点から注意深く観察することができ,病理の理解はもちろんエコーの理解が深まる.
会場の皆さんと一緒に病理像から上記の所見を考えながらBモード,エラストグラフィ,エラストグラフィーのエコー画像を提示していく予定である.
この症例の超音波像を想像してみよう.