Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2018 - Vol.45

Vol.45 No.Supplement

特別プログラム・知を究める 領域横断
シンポジウム 領域横断1 超音波で全身を見る

(S181)

泌尿器科疾患を多様的アクセスよりエラストで硬さをみる-経腹的,経直腸的そして手術時体腔内的アプローチ-

For urological disease, imaging of hardness by erastgrahy -Approach from outside and inside body cavity-

山本 徳則, 舟橋 康人, 松川 宜久, 後藤 百万

Tokunopri YAMAMOTO, Yasuhito FUNAHASHI, Yoshihisa MATSUKAWA, Momokazu GOTOH

名古屋大学大学院医学系研究科泌尿器科

Urology, Nagoya University Graduate School of Medicine

キーワード :

臨床において硬さは診断,手術において必数の情報であるがそれを視覚化,数値化することができなかった.癌組織では血管と細胞の密度が増加するにつれてその硬さが増し,この硬化は早期の癌でもすでに始まってい るといわれている.この硬さの情報を診断に用いようという考えは,超音波を用いて組織の弾性(硬さ)を検出し 非侵襲的・客観的に評価するための新しい画像診断の手法として発展した.最近の超音波診断装置の新技術において,Tissue Elasticity Imaging(エラストグラフィ,ひずみ像)は最も臨床において硬さは診断手術において必数の情報である.泌尿器科領域においても前立腺癌の診断においてバイオマーカ(PSA)が発見される前は触診としての直腸診が診断のGolden Standardであった.そこで我々は,硬さを視ることでの診断として前立腺癌のエラストガイドラインを世界に先駆けて本学会よりPublishした(Yamamoto T et al J Med Ultrason(2001). 2016 Jul;43(3):449-55.doi: Review.).今回は超音波装置のエラスト技術を用いてこのノウハウを基に,泌尿器科癌,再生医療にへの応用を1)経腹的2)経直腸的3)手術時体腔内的アプローチを用いてimaginした結果を報告する.