Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2017 - Vol.44

Vol.44 No.Supplement

一般ポスター 工学基礎
弾性・変位計測,バブル,プローブ

(S639)

柔軟性超音波探触子の開発と評価

Development and Evaluation of Flexible Ultrasonic Array Probe

田中 雄介, 吉田 光良, 星野 秀和, 伊津美 隆, 小倉 幸夫

Yuusuke TANAKA, Mitsuyoshi YOSHIDA, Hidekazu HOSHINO, Ryu IZUMI, Yukio OGURA

ジャパンプローブ株式会社研究開発センター

Research and Development Centre, Japan Probe Co., Ltd.

キーワード :

【目的】
柔軟性を持った超音波アレイ探触子を開発し,肘などの関節など曲面部位に接触させて超音波検査を行うことを目的とする.
【対象】
肘,膝,顎などの変形があまりなく超音波探触子を十分に接触させることが難しい部分を対象とする.
【方法】
個々の柔軟性を持った2[mm]角超音波探触子を8×8の64個集積させた2次元アレイ探触子を開発した.従来の柔軟性リニアアレイ探触子は円柱などを対象にしており曲げられる方向が一つであったが,今回の2次元アレイ探触子は球面形状など任意の形状に対しての柔軟性がある.基礎実験として曲率半径50[mm]半球状ブロックに開けた穴の超音波観測を行った.
【結果】
球面状の接触面から穴の観測を行い,穴のBモード画像,Cモード画像をそれぞれ画像化した.
【結論】
球面などの3次元形状を持った曲面から柔軟性2次元アレイ超音波探触子で超音波計測を行うことができた.今後肘,膝といった関節部分などの超音波観測において有用性を確かめていく.