Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2017 - Vol.44

Vol.44 No.Supplement

一般口演 消化器
膵臓

(S523)

主膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍で長期経過観察中に切除しえた膵管上皮内癌の一例

A case of intraepithelial carcinoma in the pancreatic duct which could be excised during long-term follow-up on the intrapapillary mucinous neoplasm in the main pancreatic duct

田中 利幸, 植木 敏晴, 伊原 諒, 野間 栄次郎, 光安 智子, 八尾 建史, 三宅 徹, 前川 隆文, 原岡 誠司, 岩下 明徳

Toshiyuki TANAKA, Toshiharu UEKI, Ryo IHARA, Eijirou NOMA, Tomoko MITUYASU, Kenshi YAO, Toru MIYAKE, Takafumi MAEKAWA, Seiji HARAOKA, Akinori IWASITA

1福岡大学筑紫病院消化器内科, 2福岡大学筑紫病院内視鏡部, 3福岡大学筑紫病院外科, 4福岡大学筑紫病院病理部

1Department of Gastroenterology, Fukuoka University Tikushi Hospital, 2Department of Endoscope, Fukuoka University Tikushi Hospital, 3Surgical Division, Fukuoka University Tikushi Hospital, 4Pathology Division, Fukuoka University Tikushi Hospital

キーワード :

症例は60代男性.当院で施行したMD-CTで膵尾部主膵管の拡張を指摘され当科紹介.MRCPで尾部主膵管に径20mm大の嚢胞状拡張があり主膵管型膵管内粘液性腫瘍(IPMN)を疑われ,2008年4月に当科入院.EUSで嚢胞状拡張内に壁在結節はなくERP下の膵液細胞診が癌陰性から,主膵管型膵管内粘液性腺腫(IPMA)と診断.本人が経過観察を希望され3~6ヵ月間隔で画像検査を行った.2015年6月のMRCPで体部主膵管の拡張が増強し10月にERP下の膵液細胞診行い癌陰性であったが,ERPやEUSで嚢胞状に拡張した主膵管の頭側主膵管に壁不整を認めたため十分な説明を行い脾合併膵体尾部切除術施行.嚢胞状拡張部はIPMAであったがERPやEUSで指摘した主膵管の壁不整の一部に上皮内癌を認めた.IPMNの長期経過観察中に切除しえた膵上皮内癌の一例を経験したので報告する.