Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2017 - Vol.44

Vol.44 No.Supplement

一般口演 循環器
症例 弁膜症

(S475)

Calcified amorphous tumorとの鑑別を要した石灰化結節を伴う感染性心内膜炎の1例

A case of infective endocarditis on mitral annular calcification that was difficult to distinguish from calcified amorphous tumor

坂本 考弘, 吉冨 裕之, 大嶋 丈史, 朴 美仙, 中村 琢, 岡田 大司, 渡邊 伸英, 遠藤 明博, 田邊 一明

Takahiro SAKAMOTO, Hiroyuki YOSHITOMI, Takeshi OSHIMA, Misun PAK, Taku NAKAMURA, Taiji OKADA, Nobuhide WATANABE, Akihiro ENDO, Kazuaki TANABE

1島根大学医学部附属病院循環器内科, 2島根大学医学部附属病院検査部

1Division of Cardiology, Shimane University Faculty of Medicine, 2Clinical Laboratory Department, Shimane University Faculty of Medicine

キーワード :

【症例】
78歳女性.発熱を主訴に他院を受診.尿路感染症として抗菌薬投与されたが微熱が遷延.経胸壁心エコー図にて疣腫が疑われ当科転院した.経食道心エコー図では僧帽弁後尖に石灰化を伴う10mm大の2つの高輝度異常構造物を認め,Calcified amorphous tumor(CAT)が鑑別にあげられた.高輝度構造物の先端には紐状可動性構造物が付着しており,血液培養からS. anginosusが検出されたため,同部位は感染性心内膜炎が疑われた.僧帽弁置換術施行.摘出物の病理所見では,僧帽弁後尖に石灰化及び好中球の浸潤を認め,石灰化結節に感染性心内膜炎が合併したと判断した.
【考察】
心エコー図上はCATに合併した疣腫が疑われたが,病理は石灰化結節に伴う感染性心内膜炎の所見であった.心腔内に石灰化を伴う異常構造物を認めた場合,感染性心内膜炎のリスクを認識する必要があると考えられた.