英文誌(2004-)
特別プログラム 泌尿器科
パネルディスカッション 泌尿器科 各領域のトップランナーと共に泌尿器科領域の発展を考える~新技術の泌尿器科領域での応用~
(S387)
心臓領域での3次元心エコー図の活用と意義
Clinical Use of Three-dimensional Echocardiography in Cardiology
柴山 謙太郎
Kentaro SHIBAYAMA
東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科
Cardiology, Tokyo Bay Urayasu/Ichikawa Medical Center
キーワード :
近年の心エコーの発展に伴い,心臓領域では3次元心エコー図の実臨床への活用が進んでいる.臨床活用における3次元心エコー図の意義は主に3点で,1.奥行ある立体的な画像,2. 3次元データからの任意断面の切り出し,3. 3次元データでの定量評価にある.「1.奥行きのある立体的な画像」は3次元心エコーの醍醐味ではあるものの,実臨床では「2. 3次元データからの任意断面の切り出し」と「3. 3次元データでの定量評価」が非常に重要となる.とくに3次元データの定量解析では全自動解析(Figure)も可能となってきており,今後の診断や治療の標準化に影響する可能性もある.今回のセッションでは,心臓領域での3次元心エコー図の実臨床への活用方法を実際の症例をもとに提示する.さらに,泌尿器科領域での実臨床にどのように活かすことができるかを議論できれば幸いである.