Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般ポスター
循環器 循環器②

(S781)

心腔内心エコーガイド下生検により術前診断に至った心臓原発悪性リンパ腫の一例

A case of Primary cardiac malignant lymphoma diagnosed by intracardiac echocardiography-guided cardiac tumor biopsy

松井 泰樹, 茅野 博行, 福岡 裕人, 塚本 茂人, 土至田 勉, 箕浦 慶乃, 小林 洋一

Taiju MATSUI, Hiroyuki KAYANO, Hiroto FUKUOKA, Shigeto TSUKAMOTO, Tsutomu TOSHIDA, Yoshino MINOURA, Youichi KOBAYASHI

昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門

Division of Cardiology, Showa University School of Medicine, Department of Medicine

キーワード :

【症例】
19歳男性.
【現病歴】
他院にて心嚢液貯留を指摘され入院となっていた患者.心嚢穿刺を施行し心外膜炎の診断で加療を受けていたが,心筋トロポニンIとCRPが陰性化しないため精査加療目的に当院紹介となった.当院で施行した経胸壁心エコー図検査にて右室内を占拠する腫瘍性病変を認めた.経食道心エコー図検査では右室内から肺動脈弁近くまで進展を認めた.造影CTでは縦隔のリンパ節腫脹のほかに明らかな病変を認めず,心臓原発の悪性腫瘍が疑われた.腫瘍は短期間での増大傾向を認めており,右室流出路狭窄を来しかけていたため迅速な診断および治療の開始が必要と判断され,当科にて心腔内心エコーガイド下でカテーテルによる生検を施行.病理結果は悪性リンパ腫であり,現在化学療法による治療が行われている.
【結語】
心臓腫瘍の中でも心臓原発悪性リンパ腫は非常に稀であるとされている.カテーテル単独での生検は感度が低いとされているが,心腔内心エコーガイド下で施行することで術前に診断に至ることができた症例を経験した.