Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
消化器 診断:一般②

(S674)

Point of careの画像保存はどうすればよいのか?

How do you store the image of Point of care?

三浦 隆生2, 小川 眞広2, 渡邊 幸信2, 高安 賢太郎2, 塩澤 克彦2, 中河原 浩史2, 後藤 伊織2, 山本 義信2, 森山 光彦2, 石田 秀明1

Takao MIURA2, Masahiro OGAWA2, Yukinobu WATANABE2, Kentro TAKAYASU2, Katsuhiko SHIOZAWA2, Hiroshi NAKAGAWARA2, Iori GOTO2, Yoshinobu YAMAMOTO2, Mitsuhiko MORIYAMA2, Hideaki ISHIDA1

1秋田赤十字病院超音波センター, 2日本大学病院消化器内科

1Center of Diagnostic Ultrasound, Akita Red Cross Hospital, 2Gastroenterology, Nihon University School of Medicine

キーワード :

【目的】
超音波診断装置もついにポケットに入る大きさになり超音波診断が真の簡便さを得た.これによりPoint of care超音波検査の領域が拡大されたことは言うまでも無い.我々消化器領域の医師にとっても有用性は高く,触診補助machineとして活躍可能であり将来の聴診器と同様“一人一台”の時代の到来を予感できる時代となった.これにより触診とほぼ同時にその時点での重要な臨床情報を視覚化することが可能になり他の画像診断では得られない立ち位置が確立されたと考えられる.これまで我々は本学会でも携帯型超音波検査の消化器領域での有用性を報告してきたが,今後残された問題として電子カルテ時代への画像保存の問題と考える.そこで今回我々の施設で試験的に行っている画像保存の試みについて報告をする.
【対象】
当院でpoint of care超音波検査として用いているノート型超音波診断装置の画像および携帯型超音波診断装置の使用法画像保存について考える.
【方法】
使用装置:GEヘルスケア社製LOGIQe,Vscan.当院では病棟各階に普及型超音波診断装置とノート型(LOGIQe)超音波診断装置と使用可能な携帯型超音波診断装置(Vscan)を14台配備している.各病棟の超音波診断装置については検査開始前に患者IDを入力しDICOM保存が可能であるため各ベッドサイドで検査を施行した後に各階に設置している画像端子にケーブルに繋いで画像中央サーバーにdata保存を行った.Vscanに関してはDICOM情報が無いためにこれまでは別のPCに保存をしているのみで電子カルテ内での閲覧は不可能であったが今回新しいソフトを開発し,ID入力のみで動画ファイル保存サーバーへの保存を行った.
【結果】
消化器領域においてもPoint of care超音波検査は,臨床上重要な所見の除外診断も可能であり,有用な手法であることが確認可能である.これまでPoint of careの所見は,画像保存は参照しにくかったがこれにより同じ患者カルテからの画像閲覧が可能になった.患者誤認などを防ぐ手法としてノート型超音波においてはバーコードリーダー可能した.Vscanに関してはID情報などを入力できないため音声記録部分を利用しIDを入力し,専用端末から音声再生させID確認を行い入力した.患者誤認を防ぐため専用Memoを作成し検査中および直後に書き込みができる様にし入力時に患者情報を確認できるようにした.
【考察】
画像診断で重要なことは検査終了後に所見の確認・検証が出来ることが重要であると考える.これまでは画像参照が容易にできなかったが電子カルテ内に保存可能となることで経過観察などにおける画像検証がしやすくなった.
【結論】
携帯超音波検査の画像保存を行うことでPoint of care超音波も診断学として成熟できると考えられた