Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
消化器 胆・膵②

(S651)

膵嚢胞性病変における非腫瘍性壁在結節の超音波像の特徴

Ultrasonographic features of non-neoplastic mural nodule in pancreatic cystic lesion

古川 龍太郎, 比佐 岳史, 山田 崇裕, 工藤 彰治

Ryutaro FURUKAWA, Takeshi HISA, Takahiro YAMADA, Akiharu KUDO

佐久総合病院佐久医療センター消化器内科

Gastroenterology, Saku Central Hospital Advanced Care Center

キーワード :

【背景】
膵嚢胞性病変の壁在結節において,造影効果を有すれば腫瘍性,造影効果がなければ非腫瘍と判断される.腫瘍性壁在結節の超音波像の特徴は表面不整な広基性隆起であるが,非腫瘍性結節の超音波像の特徴についてまとまった報告はない.
【目的】
膵嚢胞性病変における非腫瘍性壁在結節の超音波像の特徴を明らかにすること.
【方法】
当院で2010年11月〜2015年11月の間に膵嚢胞性病変の壁在結節に対してSonazoid®を用いた造影EUSを施行し壁在結節に造影効果を認めなかった17例を対象とし,その超音波像を検討した.超音波像において,表面,形態,基部,表面高エコー層に着目した.
【結果】
1)表面:平滑12例,不整5例.2)形態:類円形11例,不整形6例.3)基部:壁に接する11例,広基性6例.4)表面高エコー層:あり13例,なし4例.
【考察】
膵嚢胞性病変における非腫瘍性壁在結節の超音波像において,「類円形」「表面平滑」「表面高エコー層」が特徴的と考えられた(図1).この超音波学的特徴を有する膵嚢胞壁在結節の手術症例報告1)では,組織学的に蛋白栓であった.よって,非腫瘍性結節の大部分は蛋白栓の可能性がある.
 
1)Hamada Y, Maeshiro K, Nakayama Y, et al. Spherical protein plug in the dilated branch duct of the pancreas. Digestive Endoscopy 201;27:783.