Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
循環器 症例報告①

(S575)

心内超音波を併用した生検で診断に至った心内原発の悪性リンパ腫の一例

A Case of Cardiac Malignant Lymphoma Diagnosed with Intracardiac Echo Guided Biopsy

森田 康弘, 森島 逸郎, 高木 健督, 吉田 路加, 坪井 英之

Yasuhiro MORITA, Itsuro MORISHIMA, Kensuke TAKAGI, Ruka YOSHIDA, Hideyuki TSUBOI

大垣市民病院循環器内科

Department of Cardiology, Ogaki Municipal Hospital

キーワード :

【症例】
84才女性
【既往】
81才時に大腸がんの手術
【病歴】
XXXX年7月に大腸がん術後3年の全身検索を行ったものの胸腹部CTを含めて異常を認めていなかった.11月初旬より労作時の呼吸苦を認めたため循環器内科に紹介初診となった.
【経過】
心電図変化は認めなかったが,胸部単純写真で軽度の心拡大を認め,心臓超音波にて右室壁〜右房壁にわたって壁に付着する腫瘍像を認めた.心拍同期心臓CTおよび経食道心臓超音波を施行したものの形態および性状からの診断はつかず.血液検査でも診断には至らなかった.三尖弁の狭小化に伴う右心不全症状が増悪したため心不全管理のため入院としつつ,透視および心内超音波併用によるガイド下に先端可動型シースを用いて腫瘍内部から3か所の生検を行った.
組織所見より悪性リンパ腫と診断し血液内科にてステロイドの投与を開始した.
【まとめ】
心臓原発腫瘍は極めてまれであり,限局性の場合生検も難しいことが多い.
心内超音波ガイド下に先端可動型シースを用いた生検で確実に腫瘍を捉え診断にたどり着くことができた症例を経験したので報告する.