Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

特別プログラム 領域横断
シンポジウム 領域横断 2 Image Fusionは診断能・治療成績をどの様に向上させたか?

(S188)

Fusion機能によるRFAの治療支援〜RFA,TACE後の追加焼灼における有用性〜

Treatment support of Image fusion technique for radiofrequency ablation: its efficacy for additional ablation after RFA and TACE

石津 洋二1, 葛谷 貞二1, 大野 栄三郎2, 中村 正直1, 本多 隆1, 川嶋 啓揮1, 廣岡 芳樹2, 後藤 秀実1

Yoji ISHIZU1, Teiji KUZUYA1, Eizaburo OONO2, Masanao NAKAMURA1, Takashi HONDA1, Hiroki KAWASHIMA1, Yoshiki HIROOKA2, Hidemi GOTO1

1名古屋大学医学部消化器内科, 2名古屋大学医学部付属病院光学診療部

1Gastroenterology and Hepatology, Nagoya Graduate School of Medicine, 2Department of Endoscopy, Nagoya University Hospital

キーワード :

【目的】
ラジオ波焼灼術(RFA)や肝動脈塞栓術(TACE)後に病変の一部がmargin不十分もしくは効果不十分と判断され追加でRFAを行う際に,CTなど水平断面において追加治療が必要と判断された領域が腹部エコー断面上でどこに存在するか同定が難しい場合がある.これに対し,fusion機能を用いて治療目標領域を設定することで,簡易に確実な追加焼灼が可能になると考える.そこで今回我々はRFA,TACE後の追加焼灼におけるfusion機能の有用性を評価した.
【方法】
当院にて2014年1月から2015年12月までにRFAを行った167症例,196結節のうち,50結節に対してfusion機能を利用してRFAを行った.その中でRFAもしくはTACE後の追加焼灼を行った6結節に対して,その効果をretrospectiveに解析した.治療効果は当日もしくは翌日にダイナミックCTを行い判定した.
【結果】
追加治療の目的はRFA後margin不十分の結節,TACE効果不十分がそれぞれ3結節ずつ.治療部位はS3/S4/S5/S6がそれぞれ2/1/2/1結節.全例fusionは問題なく可能であった.Fusionを行う際の工夫として,取り込まれた画像を同期する前の水平断の状態で追加焼灼が必要な領域をマーキングすることで,同期後に穿刺目標の確認が容易にできるようにした.穿刺は上記マーキング部位を目標にすることで比較的容易に施行できた.治療効果については全例目標となる領域が焼灼されたが,S3病変にうち1結節に関しては,想定した焼灼範囲が得られておらず,その原因はfusion時の位置合わせのずれによると思われた.
【結論】
Fusion機能を用いることでRFA,TACE後の追加焼灼を容易に行うことができる.Fusionによる位置合わせがより正確になることで,さらに確実な追加焼灼が可能になると考える.