Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

一度このページでloginされますと,Springerサイト
にて英文誌のFull textを閲覧することができます.

cover

2014 - Vol.41

Vol.41 No.Supplement

一般ポスター 消化器
肝臓3

(S738)

心不全と高アンモニア血症を呈したOsler病の2症例の造影超音波検査所見について

Contrast enhansed ultrasonography of two patients diagnosed as Osler disease with heart failure and hyperammonemia

重田 浩一朗, 前田 仁美, 相良 誠二, 橋口 正史, 杉田 浩, 水上 京子, 肱黒 薫, 吉元 英之, 藤崎 邦夫, 三阪 高春

Kouichirou SHIGETA, Hitomi MAEDA, Seiji SAGARA, Masashi HASHIGUCHI, Hiroshi SUGITA, Kyouko MIZUKAMI, Kaoru HIZIKURO, Hideyuki YOSHIMOTO, Kunio FUZISAKI, Takaharu MISAKA

霧島市立医師会医療センター消化器内科

Gastroenterology, Kirishima Medical Centor

キーワード :

今回我々は心不全と高アンモニア血症を呈したオスラー病の2症例を経験し,ぞの造影超音波検査を行ったので,その画像を中心に多少の文献的考察を含めて報告する.
症例1は80歳代女性.当院整形外科入院中に心不全を指摘された.意識障害も認め,高アンモニア血症を指摘され,腹部超音波検査で,多数の肝内shuntを認め,Osler病が疑われた.
症例2は80歳代男性
50歳時に鼻出血でOsler病と診断され,心不全に対してかかりつけ医を定期受診していたが,突然意識障害が出現し,当院に緊急搬送さ,高アンモニア血症も指摘された.
いずれの症例も造影超音波検査では下大静脈の拡張と肝内血管の拡張,多数の不正な染影領域等を認めた.
オスラー病における肝内シャントは肝動脈-静脈シャント,肝動脈-門脈シャント,門脈-肝静脈シャント,telangiectasiaと4種類の病態がありえるが,その画像を考察したので報告する.