英文誌(2004-)
特別プログラム 血管
パネルディスカッション10 <診療に活かす> 血管エコー検査ガイドラインを検証する
(S381)
下肢動脈エコー
Vascular echo of lower peripheral arteries
小田代 敬太
Keita ODASHIRO
九州大学医学研究院病態修復内科(第一内科)
First Depatment of Internal Medicine, Kyushu University
キーワード :
【目的】
下肢動脈エコーガイドラインの日常臨床における有用性を検証した
【方法】
九州大学病院における外来診療,バイパス術や血管内治療前,治療中,治療直後,治療後の経過観察に血管エコーが活かされているかどうか,エコーガイドラインに問題点はないかなど検証した.
【結果】
外来診療において外来スクリーニングエコーがPADの診断に有用であった.鑑別診断にもエコーが有用であった.治療前,中,直後にエコーを用いたが治療効果の評価や合併症の有無の評価に有用であった.血管内治療後の経過観察にエコーを用いた評価は有用であり,再狭窄の診断はPSVRとステント前後の血流波形比較で行える.
【結論】
下肢動脈エコーガイドラインの日常診療における有用性が示唆された.