英文誌(2004-)
特別プログラム 循環器
パネルディスカッション6 <診療に活かす> Integrated imagingの時代へ:エコー,CT,MRIの使い分け
(S234)
非造影T1強調画像による冠動脈プラークイメージング
Non-contrast T1-weighted magnetic resonance coronary plaque imaging
野口 暉夫
Teruo NOGUCHI
国立循環器病研究センター心臓血管内科
National Cardiovascular Center, Department of Cardiovascular Medicine
キーワード :
我々のグループは非造影T1強調画像を用いた冠動脈プラークイメージングを行い不安定プラーク検出の可能性について報告してきた.今回,冠動脈疾患の既往を持つ連続600例の冠動脈を非造影T1強調画像MRIで撮像し,同法で高輝度に描出されるプラーク例を前向きに観察した.その結果,カットオフ値以上の輝度を持つプラークが冠動脈イベントを引き起こすことがわかってきた.本パネルデイスカションでは,非造影T1強調画像による不安定冠動脈プラーク描出に関して新しい知見を踏まえながら心臓MRIの可能性について述べていきたい.