英文誌(2004-)
ポスター
腎泌尿器:腎泌尿器
(S571)
デュタステリド初期使用経験〜経腹的超音波検査の前立腺体積と排尿状態の検討〜
Clinical Experience of Using dutasteriride 〜prostate volume of transabdominal ultrasonography and urodynamic characteristics〜
大森 圭
Kei OMORI
菊名記念病院泌尿器科
urology, Kikuna memorial hospital
キーワード :
【目的】
デュタステリドは肥大した前立腺の縮小および臨床症状の改善をもたらす.諸家の報告でも2〜3割程度の縮小が報告されているが何れも経直腸的前立腺超音波検査(以下TRUS)での報告である.当院のようなマンパワーの小さい施設はTRUSをルーチンワークとすることは困難であり,比較的簡便な経腹的超音波検査で治療効果を検討した.
【対象と方法】
2010年10月〜2011年10月までに当科で開始した56例を対象とした.
【結果】
平均年齢は76.1±9.3歳,治療開始前の前立腺体積76.5±34.4ml,尿道カテーテル留置例を除いた治療開始前の残尿量74.7±70.13mlであった.
【考察】
現在観察中であるが前立腺体積 65.44±30.28,残尿量58.64±60.28と縮小・減少傾向が示唆された.