Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2012 - Vol.39

Vol.39 No.Supplement

一般口演
頭頸部:頭頸部

(S503)

眼科領域における光干渉断層計と超音波Bモードおよび超音波生体顕微鏡との比較

Comparison of Optical coherence tomography(OCT) with B-mode echography and Ultrasound biomicroscopy(UBM) in Ophthalmology

柊山 剰1, 2, 澤田 惇2, 直井 信久2, 大迫 貴子2

Jo FUKIYAMA1, 2, Atsushi SAWADA2, Nobuhisa NAOI2, Takako OOSAKO2

1柊山医院眼科, 2宮崎大学眼科

1Department of Ophthalmology, Fukiyama Eye & ENT clinic, 2Department of Ophthalmology, Miyazaki University

キーワード :

【目的】
眼科領域においては1990年代前半に(OCT; Optical coherence tomography光干渉断層計)が開発され臨床に導入された.この装置は超音波検査と原理は同じであるが音ではなく光を用いた検査であるので,超音波検査よりも解像度が高い.現在では侵襲もなく外来で簡単に出来る検査であるため眼底の網膜硝子体疾患の診断に欠かせない診断機器の1つになっていて眼科では急速に普及して来た.OCTはその後次々と新しい世代の機種が開発されて来ており,その解像度の向上の他,撮影時間の短縮など色々な面で改良されて来ている.さらに最近では光の干渉波の波長を眼底のものより短くして前眼部も映せる機種も開発され臨床にすでに導入されている.そこでこれらの検査と従来の超音波検査の違いをみる目的で両者を同時に行い比較検討した.
【対象と方法】
当院を受診した超音波およびOCT検査が必要と思われる眼疾患を有した外来患者.今回は後眼部OCTと超音波B-scan(プローブ周波数10~20MHz), 前眼部OCTと超音波生体顕微鏡UBM(Ultrasound biomicroscopy, プローブ周波数25~60MHz)とを種々の眼疾患の診断や治療前後の評価において比較してみた.
【結果】
それぞれの検査方法と得られる映像について利点と欠点を検討した結果を報告する.
【結論】
両検査を合わせると疾患の形態の詳細が得られた.