松本 直也¹, 鈴木 康之¹, 鬼倉 俊一郎¹, 長尾 建¹, 平山 篤志², 杉本 朝子¹, 福島 かおる¹, 相馬 小百合¹, 上原 マリ子¹, 新井 行平¹

Naoya MATSUMOTO¹, Yasuyuki SUZUKI¹, Syunichirou ONIKURA¹, Ken NAGAO¹, Atsushi HIRAYAMA², Asako SUGIMOTO¹, Kaoru FUKUSHIMA¹, Sayuri SOUMA¹, Mariko UEHARA¹, Kouhei ARAI¹

¹駿河台日本大学病院循環器科, ²日本大学医学部内科学系循環器内科学分野

¹Department of Cardiology, Nihon University Surugadai Hospital, ²Division of Cardiology, Nihon University School of Medicine

キーワード :

【症例】
女性．
【現病歴】
高血圧症の既往があり診察にて連続性雑音を聴取したため精査目的にて来院した．採血にては異常を認めなかった．胸部レ線にて心胸郭比の拡大を認めた．心電図は正常範囲であった．
【心エコー図所見】
心基部短軸像ではValsalva洞からの流入血管を認め,4腔断面像では右房,左房間に巨大な瘤（45×49mm）を認め,右房に開口していると考えられた．同血管の血流は連続性でQp/Qs=1.24であった．初回の経胸壁心エコー図では異常血管の全体像の把握が難しく,他モダリティとの比較診断によって最終的に前述のような病態を把握可能となった．
【結語】
現在症状無く経過観察中である．