英文誌(2004-)
外国留学経験者による講演3:基礎
(S286)
国内・海外における医工連携研究についての考察
Consideration about the domestic and overseas medical-engineering collaboration research
山口 匡
Tadashi YAMAGUCHI
千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター
Research Center for Frontier Medical Engineering, Chiba University
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イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校は米国イリノイ州にある州立大学であり,17の学部を抱える巨大なキャンパスを有している.工学・科学系の学部は本校にあり,これまでに21人のノーベル賞,20人のピューリッツァー賞受賞者を出すなど,歴史ある大学である.医学部は本校ではなく,同大学のシカゴ校にある.
演者は,2003年8月から一年間,米国イリノイ州のイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にあるBioacoustic Research Laboratory(Prof. William D O’Brien主催)に文部科学省在外研究員として赴任してきた.本講演では,同大学の施設および研究者・学生の意識などについて紹介したのち,海外赴任およびこれまでの海外講演・共同研究における経験を元に,工学者の視点から国内および海外における医工連携研究の推進に関する現状や相違などについて感じたことを報告する.また,千葉大学においての医工連携に関する取り組みについて紹介する.