英文誌(2004-)
一般口演
産婦人科:周産期・その他
(S427)
子宮内膜癌スクリーニングとして経腟エコーはどうすべきか
How to perform the vaginosography for sreening the endometrial carcinoma
赤松 信雄
Nobuo AKAMATSU
姫路赤十字病院産婦人科部
Department of Obstetrics and Gynecology, Japanese Red Cross Society Himeji Hospital
キーワード :
目的:子宮内膜癌にも関わらず子宮体中央に高エコー域が観察されないことがある.病巣が殆どないことや,病巣を同定しがたいことがある.これらのケースでは測定された子宮内膜厚が薄いにもかかわらず子宮内膜癌が発見されることがある.子宮内膜癌のスクリーニングとして経腟エコーをどのように施行すべきか.会員各位が解決すべき問題の提起としたい.
対象と方法:子宮内膜癌とその疑い患者.超音波経腟走査.
結果と考察:2008年に経験した子宮内膜癌病巣が殆どないケースを図1に示す.子宮内膜癌病巣が同定しがたかったケースを図2にしめす.2008年に初回検査を行った子宮内膜癌22例中2例を提示したが,内膜厚が薄く,5mmのケース,6mmのケースもあった.
結論:子宮内膜癌スクリーニングとして経腟エコーはどうすべきか.会員各位が解決すべき問題として提起し,解決策をディスカッションしたい.