Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

一度このページでloginされますと,Springerサイト
にて英文誌のFull textを閲覧することができます.

cover

2009 - Vol.36

Vol.36 No.Supplement

ライブセッション
ライブセッション1
超音波診断装置の人間工学的デザインについてー超音波ベンダーの各装置の比較検討

(S255)

超音波診断装置における人間工学的デザインの必要性−超音波検査士の立場から−

The need for ergonomically design in an ultrasonographic device from a ultrasonographer stand point

桜井 正児1, 辻本 文雄2, 信岡 佑彦2

SAKURAI1, 2, 2

1聖マリアンナ医科大学病院臨床検査部超音波センター, 2聖マリアンナ医科大学臨床検査医学講座

1, 2

キーワード :

現在,10数年間超音波検査に携わり頚椎症をはじめさまざまな整形外科疾患に悩まされている検査士が増えている.そのような背景から最近一部の超音波検査講習会では検査時に負担が少ないモニターと検者の目の高さ,プローブを持つ手の位置などの注意点が解説されるようになってきた.しかし,まだまだ現状の超音波診断装置では首や肩,上肢や腰にかかる負担が大きく解決されていない.また,心臓,腹部,乳腺,末梢血管,造影超音波検査など身長や腕の長さの違い,男女の握力の違いによって多くの問題が生じている.今回,各種検査時に心身的負担に感じる点,検査環境や装置のデザインに関する改良点などに関して現場で抱えている現状を検査士の立場から報告したい.