英文誌(2004-)
パネルディスカッション
パネルディスカッション2
3 D エコーを使いこなす
(S196)
リアルタイム三次元経食道心エコー図で僧帽弁逸脱を診断する
Diagnosis of mitral valve prolapse using real-time three-dimensional transesophageal echocardiography
渡辺 弘之
Hiroyuki WATANABE
榊原記念病院循環器内科
Department of Cardiology, Sakakibara Heart Institute
キーワード :
僧帽弁逸脱の診断では,僧帽弁形成術の可否を見極めることがきわめて重要な課題である.新たに開発されたリアルタイム三次元心エコー図は,Surgical viewをリアルタイムに観察することを可能にした.その結果,僧帽弁全体を一目で観察できるようになり,より的確な逸脱部位診断が可能になった.しかし,三次元画像だけではvalve leafletの厚さや硬さを評価することは困難であり,的確な二次元画像を取得することが同時に要求される.そこで本セッションでは,三次元画像と二次元画像の関連を明らかにし,その使い分けについて解説する.