Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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1980 - Vol.7

Vol.7 No.04

Review Article(総説)

(0337 - 0344)

コントラスト・エコー法 —弁逆流・逆短絡の評価とその問題点—

Contrast Echocardiography : Evaluation of valvular regurgitation and intra-cardiac right to left shunt and it's problems.

鈴木 茂, 中野 雅道, 佐々木 達海, 宮沢 総介, 新井 達太

Shigeru SUZUKI, , , ,

東京慈恵会医科大学心臓外科

Dept. of Cardiac Surgery, The Jikei Univ. School of Medicine

キーワード :

 コントラスト・エコー法は高速度超音波心臓断層装 置の進歩に伴い,その臨床応用が急速に発展し,最近 では一つの循環器疾患検査法として確立された観があ る1)。しかし,心血管造影法をはじめとする他の検査 法に比べ,いまだ多くの問題点を残していることも事 実である。今回,われわれは,大動脈弁逆流,僧帽弁逆流, 三尖弁逆流と逆短絡の検出と,その評価について自験 例を中心に他の検査法との比較を含め,その半定量的 評価法と検出率,方法論などの問題点につき若干の検 討を加えたので報告する。