Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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cover

1978 - Vol.5

Vol.5 No.02

Original Article(原著)

(0098 - 0102)

心エコー図による右心動態の検討
—肺高血圧症例におけるfollow up study—

Echocardiographic assessment of right ventricular function in pulmonary hypertension.

羽根田 隆, 小野寺 幸男, 三浦 拓二, 金澤 正晴, 石出 信正, 宮沢 光瑞, 滝島 任

Takashi HANEDA, Sachio ONODERA, Takuji MIURA, Masaharu KANAZAWA, Nobumasa ISHIDE, Kozui MIYAZAWA, Tamotsu TAKISHIMA

東北大学医学部第一内科

The First Department of Internal Medicine, Tohoku University School of Medicine

キーワード :

 肺高血圧症の経過観察において頻回の肺動脈圧測定は困難であり, 心エコー図を用いて右心動態の把握を試みた。対象は難治性肺高血圧症10例(原発性肺高血圧症6, 強皮症1, 心房中隔欠損症3, 年齢16~67歳, 平均37歳), 経過観察期間は平均8カ月であった。UCG計測上, 右室径(RVD)の右室前壁同定は胸壁後面下0.5 cmとし, 右室駆出前期時間(RPEP)は肺動脈弁エコーより求めた。 RVD値は再現性試験により, RPEP値はカテ先マノメータによる肺動脈圧同時測定により, それぞれ信頼性を確かめた。自他覚症状より右心負荷が進展したと考えられる4例ではRVD, RPEPは増加し, 僧帽弁後退速度(DDR)は減少した。一方, 症状不変の6例中2例でも右心負荷進展を示す同様の所見がみられ, 肺高血圧症患者の右心動態把握に心エコー図は有用な手段と考えられた。