林 実, 狩野 謙一, 渡邊 宏樹, 東 裕之, 中西 泰造, 瀬良 誠, 永井 秀哉, 谷崎 眞輔, 前田 重信, 石田 浩

Minoru HAYASHI, Kenichi KANO, Hiroki WATANABE, Hiroyuki AZUMA, Taizou NAKANISHI, Makoto SERA, Hideya NAGAI, Shinsuke TANIZAKI, Shigenobu MAEDA, Hiroshi ISHIDA

福井県立病院救命救急センター

EMERGENCY DEPARTMENT, FUKUI PREFECTURAL HOSPITAL

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ABCの異常より緊急度がワンランク下がる印象のDの異常，すなわち意識障害でエコーの使いどころってあるの？救急医でも知らない人が多いですが知っていると役立ちます．主戦場は集中治療室！エコー所見の経時的変化を観察することにより早期治療介入の必要性の判断が重要です．その際に有用である頭蓋内圧上昇を評価する視神経鞘径の測定，くも膜下出血の脳血管攣縮を評価する脳血管血流速度測定について実際の症例を提示しながら紹介します．
また，救急外来ではエコーにより診断が容易になります．脳出血やDの異常ではないけれども網膜剥離などの眼科救急疾患の診断，また開眼不能な患者の瞳孔径測定について実際の症例を提示しながら紹介します．