Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般ポスター
産婦人科 羊水・羊膜・胎盤

(S846)

自然羊膜破綻による臍帯相互巻絡を3次元超音波法で診断した1例

A case of pseudo-monoamniotic pregnancy diagnosed by three-dimensional ultrasound

松尾 聖子, 岡田 真由美, 北見 和久

Seiko MATSUO, Mayumi OKADA, Kazuhisa KITAMI

豊橋市民病院産婦人科

Obstetrics and Gynecology, Toyohashi Municipal Hospital

キーワード :

【はじめに】
一絨毛膜二羊膜性双胎として管理していたが,入院後臍帯相互巻絡を認め,自然羊膜破綻によるpseudo-monoaminiotic twinsと診断した1例を経験したので,報告する.
【症例】
26歳,3回帝王切開既往,自然妊娠.他院で一絨毛膜二羊膜双胎と診断され,当院紹介となった.当院でも9週に一絨毛膜二羊膜双胎と診断した.22週で性器出血あり,25週で再度出血あり全前置胎盤警告出血のため入院管理とした.入院時のNSTで3分おきに子宮収縮を認め,塩酸リトドリン点滴にて管理した.入院前は毎回の妊婦健診で2児間の羊膜は確認できていたが,入院後2児間の羊膜は確認できなかった.27週の診察で臍帯相互巻絡を認め,自然羊膜破綻によるpseudo-monoamniotic twinsが疑われた.巻絡の様子から,30週で帝王切開を予定していたが,巻絡が解除され延期.32週で臍帯相互巻絡,全前置胎盤警告出血のため全身麻酔下で帝王切開術を施行した.児は1288gと1562gの女児でApgar2/5と1/3であった.Sleeping babyによるLow apgar scoreと思われた.肉眼的に癒着胎盤が疑われ,子宮全摘術も同時に施行した.臍帯はやはり相互巻絡を認めた.胎盤内に2児間の羊膜と思われる膜を一部認めた.児は生後6ヶ月時点で特記すべき異常なし.
【結論】
臍帯相互巻絡は通常の2次元超音波でも観察できるが,3D超音波ではより明瞭に巻絡の様子を観察でき,娩出時期の決定に有用であると思われた.