Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般ポスター
循環器 循環器⑥

(S791)

心エコーで診断された冠動脈瘤の一例

Coronary artery aneurysm diagnosed by echocardiography: a case report

三村 弘司1, 神山 哲男2, 中東 威2, 中村 嘉宏2, 塚田 俊一2, 安藤 敏行2, 井上 芳郎2, 桐村 正人2, 佐々木 修2, 西岡 利彦2

Hiroshi MIMURA1, Tetsuo KAMIYAMA2, Takeshi NAKATO2, Yoshihiro NAKAMURA2, Syunnichi TSUKADA2, Toshiyuki ANDO2, Yoshiro INOUE2, Masato KIRIMURA2, Osamu SASAKI2, Toshihiko NISHIOKA2

1埼玉医科大学総合医療センター中央検査部, 2埼玉医科大学総合医療センター心臓内科

1Deparment of Central Laboratory, Saitama Medical University, Saitama Medical Center, 2Deparment of Cardiology, Saitama Medical University, Saitama Medical Center

キーワード :

症例は70才女性.2年前から下腿浮腫が出現.徐々に増悪するため当院を受診した.胸部X線撮影にて,心拡大を認めたため,心エコーを施行したところ,冠動脈瘤を認めた.大動脈弁レベル短軸で3つの瘤様の構造物が存在し,サイズは各々13x12,9x10,28x25であり,内部に血流を認め,一部血栓化が疑われた.また,中等度大動脈弁逆流を認めた.冠動脈CTでは拡張した左前下行枝近位部から前方に分岐し,心臓の前面で蛇行する異常血管を認めた.この蛇行する血管は主肺動脈の前面を上行し後方に走り,径2-3cmの瘤が2個融合したような形態を呈していた.同部位より主肺動脈の左側へ短絡と見える部分があり,冠動脈肺動脈瘻を認めた.大動脈弁逆流及び,冠動脈瘤を伴う冠動脈瘻に対し,外科的治療を行った.動脈瘤切除及び瘻孔結紮術と大動脈弁置換術を施行し,術後経過は良好であった.冠動脈CTは冠動脈瘤を合併した冠動脈肺動脈瘻の詳細な形態評価に,心エコー図は初期診断に有用であった.