Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般ポスター
循環器 循環器⑥

(S791)

心嚢穿刺後に心嚢気腫を発症した食道癌の一例

Pneumopericardium after pericardiocentesis in patient with esophageal cancer: a case report

高鳥 仁孝, 神山 哲男, 中田 貴彬, 一色 亜美, 井上 芳郎, 桐村 正人, 佐々木 修, 西岡 利彦, 伊藤 博之, 吉本 信雄

Hirotaka TAKATORI, Tetsuo KAMIYAMA, Takaaki NAKATA, Ami ISSHIKI, Yoshiro INOUE, Masato KIRIMURA, Osamu SASAKI, Toshihiko NISHIOKA, Hiroyuki ITO, Nobuo YOSHIMOTO

埼玉医科大学総合医療センター心臓内科

Department of Cardiology, Saitama Medical University, Saitama Medical Center

キーワード :

症例は63才男性.2014年6月ごろより上腹部痛,嚥下困難感出現.上部消化管内視鏡にて門歯より25-35cmに全周性の食道癌を認め,化学放射線療法施行.同年12月PET検査にて原発巣の集積に加え,肺転移像を認めたため,再発化学療法施行された.その後両側胸水貯留あり胸腔穿刺施行.同時期の心エコーにて全周性の心嚢水の貯留を認め,心嚢穿刺目的に当科紹介となった.穿刺後の心エコーにて,心嚢内にコントラスト様の粒状エコーを認め心嚢気腫と診断した.その後の経過観察で粒状エコーは消失したが,心嚢水は再貯留を繰り返し,適時ドレナージを施行した.今回我々は,食道癌化学放射線療法後心嚢水貯留例に対し心嚢穿刺後,心嚢気腫を合併した症例を経験した.心嚢気腫は比較的稀な疾患であり,文献的考察を加え報告する.