Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
脳神経・眼科

(S744)

水浸法の眼科Bモードへの応用

Application of immersion technique to the Ophthalmic B-mode ultrasonography

柊山 剰1, 澤田 惇2, 中馬 秀樹2, 直井 信久2

Jo FUKIYAMA1, Atsushi SAWADA2, Hideki CHUMAN2, Nobuhisa NAO-I2

1柊山医院眼科, 2宮崎大学医学部眼科

1Dept. of Ophthalmology, Fukiyama Eye & ENT Clinic, 2Dept. of Ophthalmology, University of Miyazaki, Faculty of Medicine

キーワード :

【目的】
通常の眼科Bモード検査法に超音波生体顕微鏡検査で用いられる水浸法を応用し,より詳細な前眼部描出を行い,病変の位置・拡がりをより明確にすること.
【対象と方法】
我々は様々な眼疾患に対して水浸法を行って来たが,今回は網膜剥離症の1例(67歳,男性)に,直接接触法(以下,直接法)と水浸法の両方を同時に行った.直接法は閉瞼状態で眼瞼にメチルセルロースを塗布してBプローブを直接,眼瞼皮膚に当てて検査,水浸法は点眼麻酔の後,アイカップを瞼裂にはめ込んで眼球の上に乗せ,開瞼状態にし,その中に生理食塩水を入れた後にBプローブの尖端をその中に浸して検査した.
【結果】
水浸法では,直接法と比較すると,まず,水晶体など前眼部の描出が可能となり,剥離網膜との関係が明らかになった.その他,被検者に上下左右を見てもらい,そこで静止し眼球を傾けた状態で行うと,剥離網膜の前方起始部を同定できた.
【結論】
網膜剥離症における超音波Bモードの水浸法応用は,直接法では得られない多くの有用な情報を得ることができた.