Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
脳神経・眼科

(S742)

頚動脈血栓内膜剥離術(CEA)術中においる超音波の有用性

Ultrasound of the usefulness in carotid endarterectomy

山口 敬子1, 福島 舞1, 宮田 綾子1, 竹村 利恵1, 中田 恵美子1, 飯田 淳一2, 内山 佳知2, 吉村 豊1, 石田 英和1

Keiko YAMAGUCHI1, Mai FUKUSHIMA1, Ayako MIYATA1, Rie TAKEMURA1, Emiko NAKATA1, Jynichi IIDA2, Yoshitomo UCHIYAMA2, Yutaka YOSHIMURA1, Hidekazu ISHIDA1

1奈良県総合医療センター中央臨床検査部, 2奈良県総合医療センター脳神経外科

1Department of Central Clinical Laboratory, Nara Prefecture General Medical Center, 2Department of Neurosurgery, Nara Prefecture General Medical Center

キーワード :

【目的】
我々は日常的に経皮的頚動脈超音波検査(頚動脈エコー)を行い習熟している.carotid endarterectomy(CEA)標準術式にプローブを直接頚動脈血管にあてる術中頚動脈超音波(術中エコー)を取り入れ評価している.今回術中エコーで残存プラークを確認し再除去となった症例を報告する.
【方法】
従来CEAにおいてgraph頚動脈切開線はdigital subtraction angiography(DSA)や三次元CT-angiograph(3DCTA)などの術前画像をもとに術者がプラークの存在範囲を予測し決定している.しかし予想より遠位までプラークが存在することも多く正確に予測することは容易でない.また,プラークの切除後の評価についても従来はドプラ血流計やICG video angiographyが標準的な手段になっている.しかしこれらの評価法では残存プラークや血管内腔の正確な形態評価を行うことは困難である.我々はCEA術中に従来の標準的手段に加えて頚動脈切開直前と頚動脈縫合血流再開後に術中エコーを行っている.従来方法では得られなかった症例をもとに報告する.症例は順調にプラーク切除し縫合再灌流後,術中エコーを行い,残存プラークを確認した.再度残存プラークを切除してCEAを終了した.
【結語】
CEA標準術式に術中エコーを加えたことで詳細な血管内腔の形態や性状評価,血流動態が簡便かつリアルタイムに確認でき,必須な手術支援となっている.