Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
腎・泌尿器

(S740)

ロボット支援腎部分切除術におけるドロップイン・プローブの有用性

Intraoperative ultrasound using drop-in US probe during robot-assisted laparoscopic partial nephrectomy

朴 英寿, 本郷 文弥, 針貝 俊一, 井上 裕太, 宮下 雅亜, 牛嶋 壮, 金沢 元洪, 鴨井 和実, 沖原 宏冶, 浮村 理

Hidehisa BOKU, Fumiya HONGO, Shunichi HARIKAI, Yuta INOUE, Masatsugu MIYASHITA, Sou USHIJIMA, Motohiro KANAZAWA, Kazumi KAMOI, Koji OKIHARA, Osamu UKIMURA

京都府立医科大学泌尿器外科

Department of Urology, Kyoto Prefectural University of Medicine

キーワード :

【はじめに】
ロボット支援腎部分切除(RPN)の有用性はこれまで欧米を中心に報告されているが,本邦ではまだ保険適応となっていない.当院では2014年3月より,ロボット支援腎部分切除(RPN)を導入している.
【対象と方法】
本学倫理委員会の承認の上で,臨床研究として2015年12月までに12例に対してRPNを行った.男性11例,女性1例.患側は右4例,左8例.腫瘍径は平均33mm(11-57),R.E.N.A.L. nephrometry scoreは平均7.1(4-10).RPNはdaVinci Siにて,全例経腹膜的到達法で行った.動脈の走行,腫瘍の局在についてはOsiriX®にてあらかじめ3D画像を構築した.また,腫瘍切除前にはドロップインタイプの超音波プローブProART®(bk medical)を助手用ポートから腹腔内に挿入した.超音波像はTileProTMマルチ・ディスプレイを用いてコンソール画面に表示しながら,Monopolar curved scissorsにて腫瘍周囲の切除線を凝固にてマーキングした(Fig 1).
【結果】
コンソール時間は中央値175分(108-258)であった.2例目よりearly declampを行っており,温阻血時間は中央値18分(12-30)であった.また,4例において選択的動脈阻血をおこなった.出血は中央値90cc(5-600).術中の合併症は認めず,術後の合併症は血尿G1を1例に認めた.病理組織はRCCが11例,Oncocytomaが1例で,全例断端陰性であった.退院日は中央値POD6(4-9)であった.
【結語】
RPNは安全に導入可能であった.正確な切除のために,術中超音波は欠かせないが,これまでの腹腔鏡用超音波では困難であった上極後面の腫瘍などでも,ドロップインタイプのプローブは操作性に優れており,全例で腫瘍全周のマーキングが可能であった.