Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
腎・泌尿器

(S739)

経直腸的超音波断層法とMRIの融合画像を用いた救済密封小線源療法の経験

Novel Dosimetric Criteria for Salvage Permanent Brachytherapy based on 3D-Cancer Mapping using TRUS

宮下 雅亜, 沖原 宏治, 山田 恭弘, 牛嶋 壮, 本郷 文弥, 鴨井 和実, 浮村 理

Masatsugu MIYASHITA, Koji OKIHARA, Yoshihiro YAMADA, Soh USHIJIMA, Fumiya HONGO, Kazumi KAMOI, Osamu UKIMURA

京都府立医科大学泌尿器科

Urology, Kyoto Prefectural University of Medicine

キーワード :

【目的】
放射線外部照射(EBRT)治療後の再発前立腺癌に対する救済治療選択肢として内分泌療法,凍結療法,放射線外部照射,根治的前立腺全摘除術,前立腺密封小線源治療(Salvage permanent brachytherapy ; SPB)などが挙げられるが,多くの症例では,内分泌療法が施行されている.EBRT後の再発症例に対してSPBを施行した報告は散見されるが,一定の処方線量がwhole glandに照射されており,Grade 3-4の泌尿生殖器および消化管有害事象が少なからず報告されている.今回,我々はEBRT後にPSA再発を生じた症例に対してMRI-経直腸的超音波融合生検(MRI-TRUS fusion biopsy)を施行し,前立腺内部の再発部位を正確に把握,再発巣のみに線源を挿入するFocal SPBの可能性について報告する.
【対象と方法】
EBRT後,PSA再発を来たした症例で,前立腺MRI検査(3-TR)を施行した症例を対象とした.MRI focus陽性例はMRI-TRUS fusion biopsyを施行.生検陽性症例は,SPBをoptionとして勧めた.SPB-Dosimetryの作成は1)recurrent cancerのGleason score(GS),2)target lesion単独のCa focusか?,3)target lesionは単発か片葉か?,4)systematic biopsyのCaの有無,を基準とした.線量制約はTarget lesionに対する処方線量≧110Gy,直腸線量rV100=0%,尿道線量uD90<165Gyとした.Hemi-focal patternで線源を挿入した,MRI, TRUS,線源挿入プランを図にしめす.
【結果】
現在まで9例のSPBを施行した.1例でPSA再発を認めたが,Grade 3以上の有害事象を認めなかった.
【結語】
MRI-TRUS fusion Biopsyに基づいて再発部位に準拠したdosimetry criteriaを提唱し,9 例に救済密封小線源治療を施行した.今後oncological outcomeやadverse eventsの観点からcriteriaの検証が必要である.