Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
消化器 肝線維化③

(S616)

VTQの信頼性に影響する因子の検討

The factors associated with the reliability of VTQ

大枝 敏1, 小野 尚文2, 安藤 彩3, 松本 康恵3, 窪津 祥仁2, 江口 有一郎1, 安西 慶三4

Satoshi OEDA1, Naofumi ONO2, Aya ANDOU3, Yasue MATSUMOTO3, Yoshihito KUBOTSU2, Yuichiro EGUCHI1, Keizo ANZAI4

1佐賀大学肝疾患医療支援学講座, 2ロコメディカル江口病院内科, 3佐賀大学検査部, 4佐賀大学内科学

1Division of Hepatology, Saga University, 2Internal Medicine, Eguchi Hospital, 3Test Department, Saga University, 4Internal Medicine, Saga University

キーワード :

【目的】
VTQの信頼性に影響する因子の検討すること.
【対象】
2010年6月から2015年10月までVTQ(SIEMENS社ACUSON S2000)を用いて肝硬度としてVs(m/s)を測定した慢性肝疾患患者1430例.
【方法】
既報(Takahashi, et al. Liver Int 2010)に則り,肝表より2cmにROIを設定し5回測定した平均値を結果として採用した.変動係数(標準偏差/平均値×100)30%以上を信頼性の低い結果と定義した.
【結果】
解析対象は,男性659例(46%),年齢中央値60歳(範囲,10-93)であった.Vs中央値1.23m/s(範囲,0.59 -4.33),変動係数中央値8.93%(範囲,1.1-192.4)であり,変動係数30%以上は70例(4.9%)であった.2群間で背景を比較すると,信頼性に低い群では統計学的有意にPLTが低く,Vs・BMI・FIB-4 indexが高いという特徴があった.信頼性に影響する因子についてロジスティック回帰分析を用いて多変量解析(共変量:年齢・性別・BMI・Vs・PLT・FIB-4 index・皮膚-肝表距離)を行うと,Vs(OR, 1.681; p=0.011・BMI(OR, 1.232; p<0.001)が抽出された.
【結論】
線維化が進行した症例,肥満症例ではVTQの結果の信頼性が低下する.