Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
循環器 症例報告③

(S594)

急性心筋梗塞に伴う左室仮性瘤を来した3症例

Three cardiac rupture cases due to AMI

嘉悦 泰博, 松岡 庸一郎, 辻 隆之, 中岡 創, 中村 浩彰, 安田 知行, 笠原 洋一郎, 角谷 誠, 清水 宏紀, 大西 祥男

Yasuhiro KAETSU, Youichirou MATSUOKA, Takayuki TSUJI, Hajime NAKAOKA, Hiroaki NAKAMURA, Tomoyuki YASUDA, Youichirou KASAHARA, Makoto KADOTANI, Hiroki SHIMIZU, Yosio OHONISHI

加古川東市民病院循環器内科

Department of Cardiology, Kakogawa East City Hospital

キーワード :

症例は64歳,女性.2014年某月某日に急性心筋梗塞として当院へ入院.発症から時間経過しており,症状も認めなかったため,安定期に冠動脈造影を行った.RCA #3 total,LAD #6 75%,LCx 13 75%と3枝病変認めた.心エコーにて下壁下部中隔基部の仮性瘤を認め,後日,左室形成+MVR+CABGを施行された.
症例は82歳,男性.亜急性心筋梗塞にて入院となった.心エコーにて側壁の仮性瘤,心嚢水貯留を認め,心破裂を疑われた.来院時血行動態は安定しており,心臓血管外科と相談の上,保存的加療を行う方針となった.
症例は81歳,女性.左前下行枝の急性心筋梗塞にて当院へ入院,緊急カテーテル検査を行った.LAD #7 totalに対してPCIを施行し,EES2本留置した.PCI中に血圧低下を来し,心エコーにて左室心尖部の仮性瘤,来院時認めなかった心嚢水貯留を認めた.心嚢ドレナージ施行し,IABP,PCPS導入となった.その後もドレーンからの出血が持続し外科的に左室破裂止血術を施行された.
今回それぞれ責任病変が異なる急性心筋梗塞に伴う左室仮性瘤を来した3症例を経験したので,若干の文献的考察を交えて報告する.