Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
循環器 弁膜症

(S573)

大動脈弁尖に複数のポーチ状構造物を認め,一部が穿孔し,重度の大動脈弁閉鎖不全症を呈した一例

A case of partial perforation of Valsalva aneurysm with produced severe aortic regurgitation

中村 仁, 習田 龍, 松廣 裕, 安村 圭介, 安元 浩司, 主代 悠, 増山 潔, 依藤 弘紀, 岡本 直高, 田中 彰博, 森 直己, 牧野 信彦, 江神 康之, 西野 雅巳, 田内 潤

Hitoshi NAKAMURA, Ryu SYUTTA, Yutaka MATSUHIRO, Keisuke YASUMURA, Koji YASUMOTO, Yu NUSHIRO, Kiyoshi MASUYAMA, Hiroki YORIFUJI, Naotaka OKAMOTO, Akihiro TANAKA, Naoki MORI, Nobuhiko MAKINO, Yasuyuki EGAMI, Masami NISHINO, Jun TANOUCHI

大阪労災病院

Osaka Rosai Hospital

キーワード :

症例は生来健康な53歳男性.夜間発作性呼吸困難を主訴に当院を受診.臨床所見上,心不全を呈し,経胸壁心エコー図検査で,右冠尖に左室流出路内へ突出するポーチ状の構造物複数認めた.一部は穿孔しているようにみられ,同部位より大動脈弁逆流ジェットが観察され,大動脈弁瘤の穿孔による重度の大動脈弁閉鎖不全症と診断した.経食道心エコー図を用いて詳細な解剖学的評価を行ったが,いずれのモダリティーにおいても右冠尖にポーチ状の構造物を認め,一部が穿孔している所見であった.待機的に大動脈弁置換術を施行され,術中所見では上記の構造物は弁組織の外側に認め,valsalva洞動脈瘤の左室内への破裂という診断であった.valsalva洞動脈瘤の破裂による重度の大動脈弁閉鎖不全症を来した一例を経験したので,若干の文献的考察を踏まえて報告する.