Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.966(2018年)→0.898(2019年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2016 - Vol.43

Vol.43 No.Supplement

一般口演
工学基礎 生体作用

(S539)

ソノポレーションを利用したVasohibin-1遺伝子導入による抗腫瘍効果の評価

Vasohibin-1 gene delivery using sonoporation and its anti-tumor effects

堀江 佐知子1, 鈴木 康弘1, 小林 美穂1, 小玉 哲也2, 佐藤 靖史1

Sachiko HORIE1, Yasuhiro SUZUKI1, Miho KOBAYASHI1, Tetsuya KODAMA2, Yasufumi SATO1

1東北大学加齢医学研究所, 2東北大学大学院医工学研究科

1Institute of Development, Aging and Cancer, Tohoku University, 2Graduate School of Biomedical Engineering, Tohoku University

キーワード :

Vasohibi-1(VASH1)は,血管内皮細胞が発現し自らに作用して血管新生を抑制するネガティブフィードバック調整因子であり,フルレングスのVASH1Aと選択的スプライシング産物のVASH1Bがある.VASH1は腫瘍血管新生を抑制することにより腫瘍の増大を抑えることからがん治療への応用が期待されている.本研究では音響性リポソームと超音波で誘導したソノポレーション効果を利用してマウス乳がん腫瘍組織にVASH1AもしくはVASH1B cDNAを局所導入し,抗腫瘍効果を評価することを目的とする.本導入法でVASH1AもしくはVASH1B遺伝子を腫瘍組織に導入すると,VASH1AとVASH1Bは共に腫瘍生育を抑制した.また,本導入法によって内皮細胞特異的に産生されたVASH1Aは血管の正常化を誘導して腫瘍血流と低酸素を改善するのに対し,VASH1Bは血管を退縮して腫瘍壊死を来たす効果があった.