英文誌(2004-)
特別プログラム 循環器
パネルディスカッション 循環器 1 3次元心エコーはどう使うか?
(S274)
SHDインターベンションにおける3次元心エコーの有用性
Utility of 3D echocardiography in structural heart intervention
出雲 昌樹
Masaki IZUMO
聖マリアンナ医科大学循環器内科
Cardiology, St. Marianna University School of Medicine
キーワード :
近年,大動脈弁狭窄症に対する経皮的大動脈弁置換術(TAVI)や僧帽弁閉鎖不全症に対する経皮的僧帽弁形成術(PMVR)などのstructural heart interventionが注目を集めている.これらカテーテル治療は開胸することなく低侵襲に疾患を根治することができ,超高齢化を迎えた本邦においても画期的な治療法である.心臓超音波に求められることも治療法の進歩に伴い変化している.特に3D経食道心エコー図(TEE)は高画質の3D画像がリアルタイムに簡便に描出できるようになり,structural heart interventionにおける評価において大変重要な役割を担っている.SHD時代に突入しいよいよ3Dから逃れることのできない時代が到来した.今回はTAVIやPMVRなどのstructural heart interventionにおいて3D TEEをどのように活用していくのかについて皆様と考えていきたい.