英文誌(2004-)
特別プログラム 領域横断
パネルディスカッション 領域横断 3 日本超音波医病学会が取組むキャリア支援(JSUM男女共同参画委員会共同企画)
(S209)
日本超音波医学会理事長としてキャリア支援を考える.医師の立場から
Some thought on women’s carrier support from viewpoint of JSUM president
工藤 正俊
Masatoshi KUDO
近畿大学医学部消化器内科
Department of Gastroenterology and Hepatology, Kindai University School of Medicine
キーワード :
2015年5月22日から24日第88回学術集会開催時に行った日本超音波医学会男女共同参画委員会のアンケート調査を見ると,アンケート回答者数1067名のうち,育児が必要な子供さんのお持ちの会員は約31%におられ,ライフイベント(出産,育児,介護)が理由となり勤務の継続が困難であった方は約35%であった.また,託児所を利用したいという方も32%おられ,日本超音波医学会が行うべき必要度の高いものは①休職中,あるいは復職前後の教育研修制度,②出産,育児のための退職者の再就職情報の提供,③およびロールモデル(手本となるようなモデル)の呈示などが,それぞれ24%,26%,13%の割合で見られた.このことからも職場だけではなく,学会においても女性においてのキャリアアップのためになすべきことは多々あると思われる.本シンポジウムではこの点について学会かどう取り組むべきかについて私見を述べさせて頂きたい.