Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2015 - Vol.42

Vol.42 No.Supplement

一般口演 健診
健診 

(S704)

健診施設におけるControlled Attenuation Parameter(CAP)の有用性について

Usefulness of Controlled Attenuation Parameter(CAP)for health screening

堂前 有加, 武田 節子, 山下 真理子, 今久保 千佳, 森川 浩安, 福本 真也, 河田 則文

Yuka DOMAE, Setsuko TAKEDA, Mariko YAMASHITA, Chika IMAKUBO, Hiroyasu MORIKAWA, Shinya FUKUMOTO, Norifumi KAWATA

大阪市立大学医学部附属病院先端予防医療部附属クリニックMedCity21

MedCity21, division of Premier Preventive Medicine, Osaka City Univercity Hospital

キーワード :

【目的】
Controlled Attenuation Parameter(CAP)は肝硬度測定装置であるFibroScanを用いて,非侵襲的に超音波の減衰から肝内の脂肪蓄積度を客観的かつ定量的に評価できる最新の手法である.今回我々は,CAP値と健診にて得られた身体計測項目及び生化学検査項目の関連を検討したので報告する.
【対象】
2014年4月から10月に当施設においてCAP検査を実施した200名のうち,FibroScan検査の再現性が疑われる四分位数(IQR)/FibroScan中央値>0.3もしくはBMI>30kg/cm2は除外した162名(男性99名,女性63名,平均年齢57.6歳)を対象とした.
【方法】
Fibroscan502 touch(Echosense社)のMプローブを使用し10回有効な測定を行った.計測されたCAP値を3群(<200dB/m,200〜300dB/m,>300dB/m)にわけ,同日行われた上記検査項目との関連性について比較検討を行った.
【結果】
3群間の比較において有意差を認めた項目は性別,BMI,腹囲,ALT,γGTP,Plt,TG,HDL,FBS,HbA1c,内臓脂肪面積,皮下脂肪面積,肝臓CT値,肝臓/脾臓CT値比,L/K比,最低血圧であった(Kruskal-Wallis検定).さらに多変量解析を実施した結果,BMI,ALT,L/K比が関連因子として認められた(p<0.05).
【考察】
CAP値とメタボリックシンドローム基準項目との間に関連を認めた.定性的である腹部超音波検査での評価ではなく,定量的な評価であるため,今後のメタボリックシンドロームの拾い上げや経過観察に有用であると考えられ,健診での更なる活用と経時的な変化を今後観察していきたい.