英文誌(2004-)
特別プログラム 運動器
シンポジウム 運動器1 運動器エコーに必要な超音波技術の現在そして将来
(S395)
運動器エコーに求められる技術
The technology of Musculoskeletal sonography
高橋 周
Shu TAKAHASHI
東あおば整形外科整形外科
Orthopedic Surgery, East Aoba Orthopedics Clinic
キーワード :
運動器エコーは約10年前から急速に進歩し,普及が広まっている.運動器エコーは診察室や検査室,病棟といった医療施設内だけでなく,スポーツ現場や運動器検診の現場でも用いられる.また画像診断だけでなく,インターベンションのガイドとして用いられることから,従来の領域とはエコー機器の使われ方が大きく異なる.従来からの汎用機では,運動器のエコー診療には制約が多い.
このため,運動器専用エコー装置が求められるが,まだ十分要望に応えられる機種は存在しない.運動器エコーがどのように用いられているのかを十分知った上で,患者さんの診療に直結する技術が求められる.運動器エコーに必要な超音波技術の現状と将来像について述べる.