Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 0.677(2017年)→0.966(2018年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2015 - Vol.42

Vol.42 No.Supplement

特別プログラム 循環器
シンポジウム 循環器1 心不全チーム医療のための心エコーの活用(心エコー図学会との共同企画)

(S237)

心エコーに基づいた心不全リハビリテーションの試み

Cardiac rehabilitation utilizing echocardiography in patients with heart failure

林 篤志1, 福田 祥大1, 沼田 哲也2, 尾辻 豊1

Atsushi HAYASHI1, Shota FUKUDA1, Tetsuya MUNATA2, Yutaka OTSUJI1

1産業医科大学第2内科, 2産業医科大学若松病院循環器内科,腎臓内科

1Second Department of Internal Medicine, University of Occupational and Environmental Health, 2Department of Cardiology and Nephrology, Wakamatsu Hospital of the University of Occupational and Environmental Health

キーワード :

人口の高齢化や医療の発展に伴って,心不全に対するリハビリテーションの重要性が広く認識されるようになった.心不全リハビリテーションは長期の運動耐用能の向上や死亡率を低下させることが報告されている.運動療法はリハビリテーションの中心的な役割を担い,その強度は個々の症例に応じて決定されることで最大限の効果が期待される.心不全評価において心エコー検査は必須であり,広く施行されている.心エコー検査では心機能だけでなく,合併する弁膜症(特に機能性僧帽弁逆流)や肺高血圧の程度を定量的に評価できる.さらに,心機能を収縮能と拡張能に分けて評価することができる.しかし,心不全リハビリテーションにおける運動強度の決定に心エコー所見が十分に反映されているとは言えない.そこで我々は,心不全リハビリテーションにおける運動処方の決定に心エコー検査を加味することで,より最適な運動強度が決定でき,より良好な中長期成績が得られることを期待した.今回,心不全リハビリテーションにおける心エコー検査の役割と必要性について紹介する.