英文誌(2004-)
特別プログラム 領域横断
シンポジウム 領域横断3 3次元画像診断の適応と展望
(S194)
3D TEEを日常臨床に活かす:現状と展望
Clinical 3D echocardiography: current status and future perspectives
出雲 昌樹
Masaki IZUMO
聖マリアンナ医科大学循環器内科
Cardiology, St. Marianna University School of Medicine
キーワード :
3D心エコー図法が登場して約20年,2Dではわからなかった多くのことが解明されてきた.特に3D経食道心エコー図(TEE)の登場により,高画質の3D画像がリアルタイムに簡便に描出できるようになり,弁膜症領域において日常臨床での活用が目覚ましく進歩している.さらに近年,僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症を含めてstructural heart disease(SHD)におけるカテーテル治療の登場し,本邦でも大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI)が広く行われるようになり,SHDの時代に突入し,3D TEEの重要性は増している.今回は日常臨床,とりわけSHD領域において3D TEEをどのように利用し,活かしていくのかについて現状と展望について皆様と考えていきたい.