英文誌(2004-)
特別企画 領域横断
シンポジウム 領域横断3新専門医制度と超音波専門医
(S220)
新しい専門医制度における超音波専門医研修カリキュラム
Training curriculum for the new ultrasound specialist system
飯島 尋子
Hiroko IIJIMA
兵庫医科大学超音波センター
Ultrasound imaging center, Hyogo College of Medicine
キーワード :
【はじめに】
明確な専門医制度の必要性が以前から議論されている.中立的第三者機関の設立は間近であるが,基本領域専門医と位置づけられた学会の中には既にこれを見据えた専門医制度を整備し,研修カリキュラムが発表されている.日本超音波医学会は,基幹学会の上に乗るサブスペシャリティ領域学会(サブスペシャリティ領域専門医)のさらに上に乗る位置づけを考えられており,現状では制度上の位置づけを含めて検討中の扱いであると考えられる.
【超音波専門医研修カリキュラム(第2版)策定にあたり】
今回,2003年に初版のカリキュラムが発刊され,約10年間改訂されませんでした.今回改訂するにあたり,文部科学省のコア・モデルカリキュラムに用いられる方法でこれまでとほぼ同様ですが,どの専門分野の専門医も共通して到達すべき知識・技術の内容を50%以上としさらに該当する領域ではさらに高度の知識技術を身につけられるよう配慮致しました.超音波用語や述語などは極力,本会用語集に則り統一を図りました.内容は学会ホームページにアップされておりますので専門医を目指す先生方や指導される先生方にご参照頂ければ幸いです.
【おわりに】
最後に本カリキュラム策定小委員会の多くの先生方にはクリスマス当日の夜まで膨大な時間を割き尽力頂き,短時間にもかかわらず濃厚な討論や改訂を重ねて頂きました.深く感謝致したいと存じます.