大野 美由紀¹, 折原 尭子¹, 佐久間 浩⁴, 高橋 由佳³, 齊藤 光江¹, 荒川 敦²

Miyuki OHNO¹, Takako ORIHARA¹, Hirosi SAKUMA⁴, Yuka TAKAHASHI³, Mitsue SAITOU¹, Atsuahi ARAKAWA²

¹順天堂医院乳腺センター, ²順天堂医院人体病態病理学, ³済生会川口総合病院外科, ⁴ソノグラファーズ

¹Breast Center, Jyuntendo University Hospital, ²Department of Physiology, Jyuntendo University Hospital, ³Surgery, Saiseikai Kawaguchi General Hospital, ⁴Sonographers

キーワード :

【目的・方法】
髄様癌は全乳癌の1〜5％と稀な特殊型乳癌で，予後良好であるなど，特異な臨床像を示す．昨年高橋らが，当院で経験した髄様癌19例について，Ridolfiらの3群の亜型分類，Typical medullary carcinoma（TMC），Atypical medullary carcinoma（AMC），Non-medullary carcinoma（NMC）に準じて再評価し，その臨床的特徴を報告した．今回我々は，画像の再検討が可能であった18例について，亜型分類別超音波画像の特徴について検討した．
【結果】
超音波（US）で髄様癌の特徴を有すると捉えられるものは，TMCで6例，NMCで1例．USでこの特徴を有するとは言えないものはTMCで1例，NMCで4例であった．さらに，USで髄様癌の特徴を有すると言えない群について，この画像の特徴を検討し，報告する．