Online Journal
電子ジャーナル
IF値: 1.878(2021年)→1.8(2022年)

英文誌(2004-)

Journal of Medical Ultrasonics

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2013 - Vol.40

Vol.40 No.Supplement

特別プログラム 循環器
パネルディスカッション2 <科学に活かす> スペックルトラッキングエコー法の標準化を考える

(S228)

GEのストレイン解析方式

How does it work?“2D Speckle Tracking”

荻原 克史

Katsushi OGIHARA

GEヘルスケア・ジャパン株式会社超音波本部Cardiac部

Cardiovascular Ultrasound, GE Healthcare Japan

キーワード :

心エコー図法におけるストレインは,ティッシュドプラ信号を基にしたストレイン,ストレインレート解析に始まった.当初は,その原理の難解さも手伝って,臨床的な有用性の議論などは一部の研究者の間でなされているだけであった.その後,2004年ころに,GEより「2Dストレイン」という解析手法がエコーパック装置上で提供され,ティッシュドプラストレインで大きな問題となっていた,角度依存性が解決され,また各方向に分かれたストレイン成分も計測できるようになった.また,各社から「2Dストレイン」(2Dトラッキング法)を計測可能な装置が提供されるようになり,次第に多くの研究がなされるようになった.一方で,各社の方式では,それぞれ各社の工夫が取り入れられ,結果として,各社のストレイン値定義の違い,それに伴う値の違いなどが表面化してきた.今回は,GEでのストレイン解析方法を簡単に紹介する.