英文誌(2004-)
特別企画 循環器
ワークショップ3 カテーテル治療(ASO,TAVI,BAV,MVclip)と心エコー
(S207)
経皮的僧帽弁形成術(MitraClip)における心エコーの役割
Role of Echocardiography in Percutaneous Mitral Valvuloplasty, MitraClip
多田 憲生
Norio TADA
仙台厚生病院心臓血管センター 循環器内科
Cardiology, Sendai Kousei Hospital
キーワード :
MitraClipは前尖と後尖を縫合する(Edge-to-edge repair)外科手術を模倣して経皮的にクリップを用いてedge-to-edge repairを行うようにデザインされたカテーテル治療である.本治療において心エコーは重要である.すなわち,術前においては適応症例の選択,術中においてはカテーテルのガイド,クリッピング後の評価,合併症発生時の血行動態評価,術後においては経過観察にと心エコーは治療成功の鍵を握る重要な役割を担う.3Dエコーも様々な場面で活躍する.実際の症例と併せて心エコー像を提示する.