胆のうってどんな臓器?

胆のうは右の肋骨の下、肝臓の下にある袋状の臓器で、肝臓で作られた脂肪の消化を助ける「胆汁(たんじゅう)」という消化液をためる働きがあります。脂肪を含む食事をすると収縮して胆管を介して胆汁を十二指腸に出します。

超音波検査とは?

超音波検査は、お腹にゼリーを塗って機械をあてるだけで行える、放射線被ばくがなく、身体への負担が少ない検査です。
腹部超音波検査として、肝臓や膵臓などとともに検査します。
食事後は胆のうが縮んで観察しにくくなるため、通常は空腹で検査を行います。左右に体位を変えて検査する場合もあります。

超音波検査で見つかる主な病気

胆石

胆のうの中にできる「石」のことです。胆のうの中の消化液「胆汁(たんじゅう)」の成分が固まることで、胆石ができます。胆石があっても、まったく症状が出ない人も多いです。胆石が動いて詰まると、みぞおちから右側のお腹の痛みがでることがあります。特に食後(脂っこい食事の後)に痛みが出やすいのが特徴です。

胆のうポリープ

胆のうの内側の壁にできる「できもの(ふくらみ)」で、健康診断の腹部超音波検査で偶然見つかることが多い病変です。最も多いのは、胆汁中のコレステロール成分がたまった良性のコレステロールポリープです。一方、10mmを超えるもの、次第に大きくなるもの、茎がなく裾が広いものなどは、詳しい検査が必要です。

胆のう炎

胆のうに炎症が起こる病気です。胆石が原因で起こることがほとんどです。急性と慢性があります。胆のうが腫れて、壁が厚くなってみえます。
超音波検査で胆のうを観察しながら、その部分をプローブで軽く圧迫すると、強い痛みがみられることがあります。

胆のうがん

胆のうの内側の細胞から発生する悪性腫瘍です。早い段階では症状はほとんどありません。ポリープに似ているものや壁が一部厚くなった状態として見つかることがあります。疑われる場合には、CTやMRIでの検査を行います。

まとめ

右上腹部の強い痛み、発熱、吐き気などがある場合は、早めに医療機関を受診してください。黄疸や持続する強い痛みを伴う場合は、速やかな受診が必要です。
なお、超音波検査だけでは診断できない場合があり、必要に応じてほかの検査を組み合わせます。


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