心臓超音波(心エコー図)検査は、放射線による被曝の心配がなく、痛みも伴わないため、赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる検査です。また体への負担も非常に少ない検査です。心臓の動く様子や血液の流れをリアルタイムで観察でき、心機能の評価や病気の早期発見に欠かせません。
検査の種類(胸の上から当てるもの、飲み込むもの、負荷をかけるものなど)によって費用が異なりますので、事前に目安を知っておくと安心です。

検査の種類

検査内容
経胸壁心臓超音波(心エコー図)胸の上からゼリーを塗った探触子(プローブ)を当て、心臓の形や動き、弁の状態を詳しく観察します。
経食道心エコー図胃カメラのような細い管を飲み込み、心臓のすぐ後ろにある食道から観察します。より鮮明な画像が得られます。
負荷心エコー図運動や薬で心臓に負荷をかけ、安静時と活動時の心機能の変化を比較します。

保険診療の場合(3割負担の方の目安)

症状がある場合や医師が必要と判断した場合には健康保険が適用されます。
3割負担の方でおおよそ2,640円程度(基本の心臓超音波検査の場合)です。
(医療機関や設備、実施内容により多少異なります。診察料・初再診料などは別途かかります。)

検査3割負担の費用目安備考
経胸壁心臓超音波(心エコー図)約2,640円最も標準的な検査です。
経食道心エコー図約5,400円喉の麻酔や鎮静剤の費用が別途かかる場合があります。
負荷心エコー図約6,030円運動や薬による負荷を含んだ費用です。

お子様(新生児・乳幼児)が検査を受ける場合

小さなお子様の場合、検査を安全かつ正確に行うために特別な配慮が必要なことから、年齢に応じて費用が加算されます。

  • 新生児(生後28日未満):通常の検査費用の2倍
  • 乳幼児(3歳未満):通常の検査費用の1.7倍
  • 幼児(3歳以上6歳未満):通常の検査費用の1.4倍

《自治体の助成制度について》

多くの自治体では「子ども医療費助成」により、窓口での支払いが無料、あるいは一定の少額(500円など)に抑えられるようになっています。実際の負担額については、お住まいの市区町村の受給券をご確認ください。

健診や人間ドックなど自費診療の場合

健康診断や人間ドックで、症状がない状態で受ける場合は全額自己負担となります。施設により異なりますが、一般的には8,000円〜12,000円程度に設定されていることが多いです。オプションとして設定されている場合もありますので、詳細は各施設にご確認ください。

高額療養費制度

同じ月に支払った医療費の自己負担額が高額になった場合は、「高額療養費制度」により、一定の金額を超えた分が後で払い戻される、あるいは窓口での支払いが軽減されることがあります。