膵臓ってどんな臓器?
膵臓は、お腹の奥、胃の後ろにある細長い臓器です。
主な働きは2つあります。
- 食べ物を消化するための消化液を出す
- 血糖値を調整するホルモン(インスリンなど)を作る
膵臓の中には「主膵管」という管があり、消化液を腸(十二指腸)へ運んでいます。

超音波検査とは?
超音波検査は、お腹にゼリーを塗って機械をあてるだけで行える、放射線被ばくがなく、身体への負担が少ない検査です。
通常は空腹で行い、膵臓だけでなく肝臓や胆のうも一緒に調べます。
膵臓は体の奥にあり、胃や腸のガスの影響で見えにくいことがあります。
そのため、
- 体の向きを変える
- 座った姿勢で行う
- 必要に応じて、検査担当者の指示により水を飲む
といった工夫をしながら検査を行います。
超音波検査で見つかる主な病気
膵のう胞性病変
膵臓の中に液体がたまった袋のような病変です。
炎症によるものと、腫瘍が関係するものがあります。
一部には、将来がんに変化する可能性があるものや、膵がんを併発する可能性があるものもあるため、CTやMRIで詳しく調べ、必要に応じて定期的に経過をみます。

膵炎
膵臓が自分の消化液によって傷つき、炎症を起こす病気です。
主な原因は、
- アルコール
- 胆石
- 脂っこい食事
などです。
急性膵炎では、強い腹痛があり、膵臓の腫れや周囲に水がたまる様子が見られます。
慢性膵炎では、膵臓の形が変わり、主膵管の拡張や石(膵石)、萎縮などがみられます。

膵腫瘍
膵臓にできる代表的な悪性腫瘍は膵がんです。そのほか、神経内分泌腫瘍やのう胞性腫瘍などがあります。
膵がんは早期発見が難しく、見つかったときには進行していることが多い病気です。
超音波では腫瘍そのものが見えない場合でも、
- 主膵管の拡張
- 膵臓の一部のやせ(萎縮)
といった変化から見つかることがあります。
疑わしい場合は、CTやMRIなどで詳しく調べます。




まとめ
膵がんは早期発見が難しく、注意が必要ながんの一つです。
みぞおちや背中の痛みが続く場合は、胃の検査で異常がなくても医療機関に相談してください。
必要に応じて、超音波検査、CTやMRIなどで膵臓を調べることが大切です。
なお、超音波検査だけでは診断できない場合があり、必要に応じてほかの検査を組み合わせます。

